その3・旧東木浦駅周辺・廃止前と廃止後
(湖南線/全羅南道木浦市)
(2003.11.30/2003.12.26撮影)




前ページの踏み切りのさらに任城里寄りの地点で、木浦大キャンパスに接している道から、旧線のカーブが見おろせます。

左が11月30日撮影、右が12月26日撮影。



しばらく行くと、木浦大正門前の踏み切りに当たります。
上と同様に、廃止前と廃止後の姿です。この踏切では線路こそ残っているものの、遮断機も警報機も完全に撤去されていました。
右側の写真には踏切傍で遊ぶ子供が見えます。廃止前なら、「そんなところで遊んでたら危ない」などと注意されていたのかもしれません。


ハエタタキの並ぶ沿線風景も、過去のものとなりました。



そして、線路脇の畑の中に、ハエタタキの「切り株」が残っていました。中心部はまだ、木の色をしています。この柱は一体何年間、通信線を支え続けていたのでしょうか?
今はただ、無残な切り口を晒しています。



さらに東へ、線路跡は国道1号線と交差する地点に向かいます。



11月に、踏切を渡っていく列車を捉えた地点からは、やや接近した地点から撮影(右)。小雪の舞う中、もう二度と鳴る事のない警報機はまだしっかりと立っていました。
このページをアップする頃にはもう無くなっているでしょうか。



遮断棒を取り除かれた遮断機。




踏切の任城里側を覗くと、やはり踏切からすぐのところで線路は断ち切られていました。




この後、雪がだんだんひどくなる中、任城里駅を通るバスを捕まえて乗り込みました。旧線と並行する道路を通ったため、車窓からもちらちらと旧線跡が見えました。ただ、この日の時点で線路の撤去がどこまで進んでいたかはよく見えませんでした。



(終)



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