4.チュリョン集落−ユサン橋 −その3−
(その3の2)
前ページの地点から数百メートル進んだところ・・・といっても、実際には相当の大回りをしなくてはいけませんでしたが・・・にあった、小さな橋です。
撮影地点はこの廃線跡の上を跨ぐことになる高速道路の橋脚の建設現場で、たまたまこの日は工事をしていなかったので入っていくことができました。
小さな橋を写真に収めてから、更にその先、写真で言えば右側にそびえる(と言うと大げさですが)土手を登ると・・・
見えました。かつて鉄道が渡っていた橋が、今も形を留めています。実はこの橋、7月の初め頃に並行する国道の橋を車で通った際に見つけていました。
実はここが今回の目的地だったわけです。
更に近づいてみると、厚みのある橋脚の形が目に入ってきました。
橋のたもとまで来て、対岸側を眺めます。てっきり封鎖されていると思ったら、まだ現役で使用されていました。前述の高速道路の建設工事車輌が頻繁に利用している痕跡がありました。
その隣にあるのが、後から造られた国道の橋です。
まごうかたなき鉄道橋の証、退避スペース(←正式名称は分かりません)。
橋を渡りきったところ。橋の先にかつてあったはずの築堤は、切り崩されたのか跡形もありません。ご覧のようにすぐそばが集落なので、邪魔だったのでしょう。
このあと、廃線跡はどうやら並行している国道の拡張工事に伴い敷地に飲み込まれてしまったようで、この続きをどうやって探すかはもう一度行ってみないと分かりません。
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