4.チュリョン集落−ユサン橋 −その3−

※枠のついた写真はクリックすると拡大表示されます

クリックすると、この後の「被写体」を拡大
廃線の路盤跡の畑地を降りて、行く方を撮影。
実は、この写真に次の被写体が写りこんでいたのですが、
そんな事には全く気づきませんでした・・・


その、次の被写体とは。これです。写真だとなんだか分かりませんが、画面のほぼ中央の横に走る小さな線に、ピンときました。

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見て分かって頂けるでしょうか・・・ホームの跡です。
線路のあった部分(路盤)は水田に、ホームの上は畑となっているようです。
(手前の空き地ではなく、画面中央に横に走っている茶色いものがそれです。)

右の盛り上がった部分がホーム跡
敷地内は一般の耕作地であり、付近に耕作している人の姿もあった上に、この写真の右手付近には犬肉の料理屋までありました。なので、畑の中へ踏み込んで近づくことは諦め、真横から見たホーム跡を遠景から撮りました。
ちなみに、実際に近くで食用の犬を飼っていそうな農村では、新鮮な素材(笑)を売りにしているのか、そうした犬鍋屋が結構見受けられます。

最近日本で手に入れた資料と、現在の同地付近の地図とを照らし合わせると、この駅は旧「長山」(ちょうざん?/現地読み=“チャンサン”)駅である可能性が強そうです。
拡大写真の中央やや右寄り、緑の畝がホーム跡の盛土の、緩やかな坂面を登っています。こういう形で残っているものは、なかなか珍しいのではないでしょうか?
 こうした「廃線跡」は、ある面で「植民支配の遺物」でもあるこの廃線ならではのものなのかもしれません。





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