6.旧馬項駅付近−かつての潭陽駅跡地  ―その2・旧鉄道橋−竹物博物館―



待避スペース
その1の続きです。かつての鉄道橋の現在の様子。


対岸に渡り、さらに河川敷に降りて幅の広い橋脚と分厚い橋桁を見上げていました。
後方から白い小型トラックが橋を渡ってきました。同じような別の小型トラックも反対側から渡ろうとしていますが、橋の幅が狭くすれ違えないのでたもとで待っています。




分かれ道
橋を渡ると、潭陽郡鳳山面から、同郡潭陽邑に入ります。
しばらく直線が続きます。築堤はなだらかに傾斜をつけて、道はその上を下っていきます。



秋月山
この先、視界の遠く右側にずっと入ってくる山、秋月山。(実は鳳山面鶴洞(その5の2)辺りから写真に映り込んでいます。)潭陽の名山とされる山ですが、このアングルだと、僕は日本の群馬県の妙義山塊にある荒船山という山を思い出しました。ご存知の方、ちょっと似てませんか?




途中の橋。


右カーブ

地面とほとんど同じ高さまで降りてきたあとで、緩やかに右へカーブ。

舗装工事中

途中の一部区間が舗装工事中になっていました。

舗装中の道路の途中で見かけた、橋の残骸。幅の拡張の障碍になったため、破壊された模様です。このようにして、廃線跡の遺物は一つ一つ姿を消していくのかもしれません。



ふたたびコンクリートの舗装区間に入りました。右側に見える小高い山のきわを回るように右にカーブしていく軌道跡。




竹の博物館

竹の博物館の後景
カーブを曲がると、左手前方に竹が無数に植えられた敷地と、白っぽい建物が見えてきます。潭陽郡の「竹物博物館」です。潭陽郡に多く自生する竹や、韓国や世界の様々な竹、そしてかつて地場産業として地域経済を支えた竹細工の数々等を展示しています。

ようやく橋
建物の横の様子。柵のモニュメントはやはり「竹」です。
この施設には様々な竹細工の店もあってお土産にも事欠きません。…なんでいつの間にか観光案内になっているのか(笑)。

市街地側に向けて立つ看板
正門の左側に立っている看板です。もし、この博物館を訪れるのに市内から、もしくは光州方面から高速道路や幹線道路をそのまま通ってきた場合は、敷地の一番手前に立っているこの看板がまず、目に付くと思います。

その看板の下の道が、かつての旧光州線の軌道跡です。





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