■旧「慶全線」潭陽−金池・未成区間■

第2回 淳昌コチュジャン民俗村−大築堤(その2)




今度はちょっとした切り取り部分に入ります。
そこを抜けると、右を走る高速道路と分かれて、谷をふさいで大きなカーブを描く築堤が目に飛び込んできます。





  大築堤。



  同じ築堤を、地表から見渡す。電柱の大きさとの比較で、規模がお分かりいただけるでしょうか。
  この上を列車が走ることは、今までも、そしてこれからもずっと、なかったし、ない・・・。

また、このような顕著な残存物が、住民の重要な生活道路として、また風景の一部としてあるという、そのありかたにも、言葉ではうまくいえない感慨を持ちました。もっとも、住民の側にしてみれば、それこそただの風景の一部に過ぎないのでしょうが・・・。



築堤を渡り終えようとする辺りで後ろを振り返って。


同じ地点から、下を走る国道を見下ろします。
写真中央の車のヘッドライトが光っている辺りが、2枚上のパノラマ写真を撮影した地点にほぼ合致します。


両側が谷の築堤部分が終わり、斜面を横切っていく未成線跡。左の下を走るのが国道29号線。


道路が、築堤から降りて左の国道に合流する地点。正面が未成線跡。すすき畑の続くあたりは、ゆっくりと自然に帰っていくようでした。




このあと、写真でお分かりのように撮影の限界。未成線の跡はこの先も山際をぬって続いているようでしたが、淳昌駅跡は特定できませんでした。ただ、
このガソリンスタンドの立地が、どうもくさかったので、次はここにアタック(=店の人に聞いてみる)!・・・ということになるのでしょうか。
ああ、胡散臭がられそう・・・。


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