慶北線旧線の跡を辿って

〜安東−豊山編・その2〜



(略図を載せる予定ですが、まだ作成中です。
慶北線旧線の位置についてはこちらをご参照ください。)



<前(その1)に戻る



やがて、広かった道はほぼ真っ二つに分かれるように、左へはほぼ同じ高さで築堤が続き、右側は築堤の下の田んぼへと降りていく農道になります。




その、右に降りていく道の途中から、左側の築堤を見上げたところ。





築堤を進むと、横切る道路との交差点に出会います。写真だと見えにくいですが,交差する地点は築堤が低く削られています。



交差点を越え、軌道跡に張り出して建てられた民家の脇を抜けてさらにすすむと、緩やかな切れ込みの切通しが見えてきました。


道端に転がっていた、怪しげ(?)なコンクリート塊。鉄道関連のものなのかどうか・・・




切通しを抜けると、左側に水田が広がります。




左:切通しの上の畑から見下ろして。
右、築堤となっている部分の下に下り、前方を見上げて。
旧慶北線の軌道は大きな左カーブを描いて、この先の川を渡る橋へ続いていました。



カーブの途中にて。白く見えるのは道の左側にある工場(倉庫)の建物の一部



大カーブをほぼ歩ききった辺りで、後ろを振り返って。
こういう、鉄道土木特有の造形はやはりどこで見ても美しいと思い。




カーブの端にあったコンクリート製の橋。




軌道跡の道路は、河の堤防に突き当たって途切れていました。しかし、かつての築堤が崩れかけたような、低い盛り土がその先に続いていて、その先をみようと枯れ草に覆われた河川敷へ下りていくと、草の山の先に橋台が残っていました。





対岸を眺めますが、橋台らしきものは見当たりません。撤去されてしまったようです。
その先の、舗装道路がカーブしながら上っていく先の辺りがかつての軌道跡だったのか・・・ただ、どうもその先が私有地っぽかったため、そちらのほうへは立ち入っていません。


>(豊山まで:一部のみ見分―――準備中)



廃線写真インデックスへ