慶和駅・桜宴




韓国慶尚南道、慶全線昌原駅から分岐する短い盲腸線、鎮海(チンヘ)線。

周辺略解:専用線である鎮海−統海間は省略
この沿線の鎮海市内、昌原駅から行って鎮海駅のひとつ手前にある慶和(キョンファ)駅は、普段は列車も止まらず、地元の人以外はほとんど足を踏み入れることもない無人のホームがあるだけの場所ですが、4月になる頃には本数・枝ぶりともに見事な桜の木々が花を咲かせ、薄桃色のかたまりとなって、周辺では有名な名所となっています。
以前このサイトでは、5月の緑生い茂る慶和駅を紹介しました。今回は、桜の花真っ盛り、2008年4月上旬に訪れた際に撮影した写真をご紹介しようと思います。







前回の最後に載せた写真。ホームの西端から、昌原方面を眺めます。写真右手が海側。
山側の桜のほうが、手前に長く伸びています。



そして、上の写真の、カメラを構えたピンクの服の男性が立っているあたりから、反対の鎮海方面を眺めて撮った写真。左が海側です。手前に、信号てこ台の跡らしき鉄板が見えます。
線路海側の桜は途中で一旦途切れ、貨物積込用のホームの外側から再び始まって踏切まで続きます。




近寄ってみると、一本一本の枝振りの見事さに圧倒されます。
この日は休日。れっきとした現役の鉄道線の駅構内ですが、まるで公園であるかのように多くの人々が思い思いに歩き、桜を楽しみ写真を撮っています。




そして、駅構内の東端。この時期は文字通り、本当の「桜のトンネル」が生まれます。




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そして、列車がやってきました。
・・・セマウル号の巨体が目の前に迫っているのに、この堂々とした撮影ぶり。
もちろん、セマウルは警笛を鳴らしっぱなしです。


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人の波の中を、ゆっくりと走っていくセマウル号。この状況でまともな写真を撮ろうとすると、まともな神経ではなかなか撮れません…


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