■旧「慶全線」潭陽−金池・未成区間■

第2回 淳昌コチュジャン民俗村−大築堤


2日目です。というかもっと後に行っても良かったのですが、スケジュール的都合と、あとテンションの問題で(笑)次の日のほぼ同じ時間に、昨日撮影を終えた、淳昌民俗村に到着。
この施設は主に、淳昌名物のコチュジャン(とうがらしみそ)を製造・販売する店が軒を連ねています。・・・が、少々連ねすぎです(笑)。他にめぼしい施設もほとんどないようで、平日の夕方ということもあってか団体のバス2,3台が止まっているだけでした。この先大丈夫なのか心配です。


民俗村前の駐車場。写真のすぐ左側を、国道29号線が走っています。


二本ある縦の通りのうちの一本。関係者以外の姿はほとんど見えませんでした。
クリックすると、敷地の外側から写した写真を開きます。結構でかいです。でも、観光スポットとしての価値は、正直疑問です。
ちなみに正面奥にそびえる山は峨媚山(標高515メートル)。標高では名前負けしているかもしれませんが(笑)、頂上付近の岩が剥き出しになった容喙は印象的です。

上の通りを登りきったところ。
電柱の奥に横たわる土手のようなものが、未成線の跡です。


路盤跡の道路に上って見ます。前頁の看板です。


後ろを振り返って、昨日来た道を眺めます。
画面中ほどから急に勾配になっているように見えるのは画像のトリック(?)で、本当はその辺りがくぼんでいるのです。理由は、道路を挟んでいる電柱の左側ほうの後ろに、画面のさらに左側を走る88高速道路をくぐる道が分かれていて、その道の為に築堤を少し削って低くしてあるのです。


同じ地点から、国道の通る谷の反対側を眺めると、建設中の片側2車線の新しい道路(国道の新道)が走っていました。




さて、前に進みます。右手には88高速道路、左手には民俗村の建物の瓦屋根。未成線跡の築堤は後から出来たそれらの築造物の間を進んでいきます。


途中で小さな川を渡ります。
それを見下ろした図。画面下半分に写っているのは築堤から水田へ降りていく道です。高さがお分かりいただけるでしょうか。


下に下りていってみました。えっと、こういう築造物の名前は何でしたっけ?(^^;)ともかく、古い時期のもののようで、後から作った高速道路の暗渠の四角い口が、奥に見えています。もとからあったモノに接合して造ったわけですね。


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