■旧「慶全線」潭陽−金池・未成区間■
蟾津江河岸・帯江面側−帯江駅建設跡地・その1
豊山面のヒャンガ集落に残存する橋脚の対岸は南原市帯江面です。ヒャンガからは渡れないので一旦トンネルを戻り、少し上流の橋を渡りました。
道路と未成線の路盤跡が交差する地点から、蟾津江のほうを眺める。
橋脚の列は木々に隠れてここからは見えませんが、豊山面側から見えた白いポンプ小屋のような建物が見えます。
路盤後の草むらをかき分けて進んでいくと、藪に埋もれた切通しの跡がはっきり認識できました。しかしこれ以上は進めません。
再び道路との交差地点に戻り、反対の金池方向を眺めたところ。築堤の跡は左へとカーブしていきます。築堤の法面が土剥き出しになっているのは、築堤下の農地を広げるために削り取ったもののようです。
橋の遺構でしょうか?
今一つ見極めがつきませんが、仮にそうだとすると、本来の築堤はずいぶん削り取られていることになります。
その先の部分、写真右側の土が露出した斜面が築堤のあった所だと思われます。ほぼ完全に削り取られて農地と化していました。
上の写真の上部左側の切通し。
何か工事をしているようです。
ここまでが、前回豊山面から歩いてきたところ。このあと道を間違え、迷っているうちに暗くなってきてしまいました。
5日後に改めて、この地点からスタートしました。
切通しの峠を越えたところ。田んぼの中の、なんでもない農道のようにも見えます。
しかしその途中に、コンクリートで井の字型に造られた橋がありました。こういった築造物に詳しいわけではありませんが、これは人や車ではなく、鉄道のために造られた橋だと思います。
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