●オース駅にて●〔全羅北道 任実郡 オース面〕

 
2002年11月17日に惜しくも新駅に切り替わった全羅線の旧書道[ソド]駅[南原市巳梅面]を見た帰りに、足を伸ばして北隣のオース駅まで行ってみました(書道駅のページはこちらです)。書道から2kmほど歩いた国道沿いのバス停から緩行バスでオースの町のバスターミナルへ。そこから北へ5,6分歩いた所にオス駅がありました。
最初は、旧駅一つでは物足りない、という軽い気持だったのですが、駅の周りを歩いて写真をちょっと撮った後で、このままバスで帰るのはもったいない気がしてきました。時間があったこともあり、この駅からムグンファ号に乗ってしまうことにしました。
次の下り列車は、15時発のソウル始発発麗水行き。とりあえず順天までの切符を買った後、オースの街を一回りしました。それから待ち時間の間に来た上りソウル行のムグンファ号の写真を撮って、下り列車の到着を待ちました。

写真の上にカーソルを置くと簡単な説明を表示します。



オース駅舎正面
オス駅の正面。「オース」の「オー」という漢字(日本語では“ゴウ”)がJISの標準コードに無い文字のようなので、カタカナで表記します。漢字表記はこちら
赤茶色に塗られたレンガの壁面と緑色の屋根が特徴的です。(本当の赤レンガだったらもっと風情があったかもしれませんが。)


オス駅の外、書道駅寄りにある信号機
オース駅の東側、書道駅寄りの踏み切りの近くに立っていた腕木式信号機。立派に現役です。



その、駅の東側の踏切からのぞいた駅の場内の様子。
撮影位置でちょっとシッパイ(--;)。

上りソウル行無窮花号の到着。クリックで拡大
駅員の方に話して、改札の内側で写真を取らせていただきました。と言っても、線路のこちら側からでしたが・・・ホームに入るなと言われてはいないのに、つい仕事の邪魔にならないかと気が引けてしまいました。

到着している列車は、上りのソウル行のムグンファ号です。オス駅には基本的に全てのムグンファ号が停車します。この日は日曜日。14時35分発の列車の乗客は7,8人ほどでした。
クリックすると拡大表示します。

出発する列車を確認する駅員の二人と信号てこ
出発です。ホームの上にあるのは「信号てこ」。
かつては日本の鉄道にもあちこちにあったそうですが、私自身は韓国で初めて見ています。


さて、麗水行きのムグンファ号の到着を告げる自動放送が流れ、駅員さんが改札をはじめました。といっても乗客は私一人だったのですが。


ホームにて。
ページを作っていて気付きました・・・
ホーム側から見た駅舎の姿を撮っていませんでした。大ポカ・・・



下り列車の到着より先に、上りの貨物列車がやってきました。


そして、麗水行きムグンファ号がやってきました。腕木信号機の下を、オース駅に進入してきます。(だいぶ望遠気味です)

ホームに入ってきました。(クリックで拡大=サイズが大きめなのでご注意ください)。貨物列車がポイントのすぐ手前で今か今かと待っている所に駅員の方が何か手渡しています。おそらく通票(タブレット)じゃないかと思うのですが(?)、ファインダーに気を取られてよく見ていませんでした(-_-;)。



そして、ムグンファ号が停止するやいなや、貨物列車は発車していきました。下り列車の乗車は私一人だけなので、ぼーっと見ているわけにもいきません。乗り込む直前に撮ったホームの様子。
赤い円筒形のものが先端に付いたポールは、4枚目の写真にも写っていますが、通票の入った大きな輪っか付きのケースを投げ入れる為の器具です。駅員の方がこちらを見ておられます・・・(苦笑)。




その後、書道駅に向かう途中の車窓で、右手の山際から建設中の全羅線の新線が迫ってきました。見ると、一部には枕木も積まれていて、完成まであと少しといった感じでした。新しいオス駅は町中から離れた新線の上に出来ている事は間違いなく、この日訪れたオース駅にまだ掲示は無かったものの、現在のオース駅が役目を終えるのも間近に迫っているようです。
(2002.11.24撮影)

※追記(2003.9.13):03年9月現在の予定では、オース駅を含む全羅線の任実−金池間は、2004年4月に新線に切替える予定とのことです(五柳駅の駅長さんからお聞きしました)。

※再追記(2005.8):オース駅を含む全羅線の任実−金池間は、最終的に2004年8月に新線に切替えられました。


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(↑2003年12月18日up)
オース駅周辺にて
(↑2003年11月up)



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